韓国の家庭医療学会誌を材料に韓国語の学習と家庭医療の生涯教育の二兎を追うブログ。

2009年10月10日土曜日

十中八九(십중팔구)

昨日に続いて、確率とオッズのこと。十中九ならば、確率90%、オッズは9で、昨日の九死に一生と同じで、十中八ならば、確率80%、オッズは4となる。しかし、この確率を感覚的にどのように伝えるかということは難しい。例えば、死の確率。厚生労働省の白書「国民衛生の動向」をもとに計算してみたことがあるが、30代の人間が一年後に死んでいる確率は、1/1,000、60代の人間が一年後に死んでいる確率が、だいたい1/100である。発生確率5%以下の事象、例えばtossupして、同じ面が続けて5回出るとかよりも少ない事象と考えると、確かに少ないことなのだが、平均寿命が80越えているからといって、30代、60代で死なないということではない。
そして、もっと多い生起確率を言語ではどう表現しているか、New England Journal of Medicine( Vol.315,No 12) によると、95% certain(オッズ19)、90% almost certain(オッズ9)、85% very likely(オッズ5.667)、65% probable(オッズ1.857)、60% likely(オッズ1.5)、50% frequent(オッズ1)、25% possible(オッズ0.333)、15% unlikely(オッズ0.176)、10% improbable(オッズ0.111)となっているのだそうだ。だいたい20、10、5、2、1という並びに近く、生理的な人間の確率認知というのは、オッズの巾乗になっているのかもしれない。
今日は「中」の付く漢語を挙げておく。
中心중심、中毒중독、中耳炎중이염、脳卒中뇌졸중、中等度 중등도、中断중단、中年중년

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