2ボル式で서을と入力しようとすると、ㅅ→서→성→서으→서을という具合に、ㅇが終声の場所から初声の場所へ移動する。このような現象を韓国語で「도깨비불현상 (オバケの火現象)」と呼ぶそうだ。これを体感してみるのが、本投稿の趣旨。
まずは、ハングルの入力システムを整える必要があるが、私の環境はOSがオープンソースの
Ubuntuなので、その場合の方法だけ記します。
システム→システム管理→言語サポート→言語のインストールと削除…→Koreanにチェックし、変更を適用→SCIMを再起動する。そのあと、Shift+Controlでトグルしてパネルに한の字が表示されれば、成功です。
商業ベースのOSを使っているかたは、それなりの方法で調べて見てください。
次に、字母を辞書に出る順で覚えてしまいましょう。まずは初声です。
ㄱ、ㄲ、ㄴ、ㄷ、ㄸ、ㄹ、ㅁ、ㅂ、ㅃ、ㅅ、ㅆ、ㅇ、ㅈ、ㅉ、ㅊ、ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅎ
太字で大きい基本子音を「カナダラマバーサンジャチャカタッパハ」って覚えて、濃音はもととなる子音の次って知っておけばよい。
ㅏ、ㅐ、ㅑ、ㅒ、ㅓ、ㅔ、ㅕ、ㅖ、ㅗ、ㅘ、ㅙ、ㅚ、ㅛ、ㅜ、ㅝ、ㅞ、ㅟ、ㅠ、ㅡ、ㅢ、ㅣ
「あ」から「い」に向かって、ア行、ヤ行の順で、次第に口を小さくしていけば、太字の基本母音は自然に覚えられます。韓国語の母音は「愛」の間の諸相なのですね…
パッチムに関しては覚えなくてもケンチャナヨ(
괜찮아요)だけど、書いとくと、
ㄱ、ㄲ、ㄳ、ㄴ、ㄵ、ㄶ、ㄷ、ㄹ、ㄺ、ㄻ、ㄼ、ㄽ、ㄾ、ㄿ、ㅀ、ㅁ、ㅂ、ㅄ、ㅅ、ㅆ、ㅇ、ㅈ、ㅊ、ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅎ
キーの位置は、
これを見ながら練習あるのみ。ヒントを列記すると、
- ホームポジションは、ㅓ、ㄹ。
- 左手で子音字、右手で母音字。
- 例外は、ㅠで母音なのに左手担当です。神秘的なπに注意しましょう。
- 濃音は、上段のシフト、激音は下段。
- 超基本的な母音、ア行の単母音は中段と下段に配置されてます。
ここまで出来たら、서을って入力してみましょう。感動も一入ですね。